外構を考える
外構には「帰宅を楽しみにさせる」力がある。
家を建てるとき、外構の優先順位は高くありません。一般的には、土地の建ぺい率や間取りを優先して、室内を充実させます。
しかし、外構は決して「余った敷地」ではないのです。外構には明確な「役割」があります。その代表格が、アプローチです。
アプローチは、道路から自宅玄関までの道のりを指します。ここの役目とは何か。それは、帰宅を楽しみにさせる役目です。
例えば、建売住宅に多い旗竿地のアプローチを真剣に見直すと、現れるのは「雨を避けられて、しかも車を2台しっかり置けるスペース」です。むき出しの土を舗装することで、外出時に足元を心配する必要もなくなります。使いようによっては、車1台に自転車4台なども可能です。
次に大切なのが、ライティングです。夜間に足元が見えないというのは、とても心細くなります。しかしライティングをすることで、ハイヒールの女性でも安心して歩けるのです。人感センサーにすればセキュリティの観点からも意味のあるエクステリアになります。ちなみに電気代は、LED照明にしても、年間数千円が一般的です。
こうして真剣に造り上げたアプローチには、共通して言えることが、必ず一つあります。それが「帰宅が楽しみになる」です。多くのお客様との施工を積み重ねてきた経験から、アプローチには、帰宅を楽しみにさせる力があると確信しています。
外構は、住人の心を躍らせるような、可能性を秘めているのです。
外構リフォームが注目される理由
家を「魅せ」て「味わえる」のが、
外構の醍醐味
外構の他の例を見てみましょう。例えば、庭です。庭が持つ役割の代表格に「魅せて味わう楽しみ」があります。
お客様のご希望が最優先ですが、例えば「ガーデンルーム」としての活用が考えられます。テラスやサンルームなど、呼び方はさまざまですが、外の空間を室内へ取り込むことで、拡充されるのがリビングです。リビングとガーデンルームの取り合い部分を全開放することができれば、まるでリゾート地のような採光が得られます。
極め付けが、ライティングです。ここでのライティングには2つの意味があります。一つは建物の外観としての「見た目」です。そしてもう一つが、室内やリビングからの「眺め」です。
外観としての見た目には、魅せる楽しみがあります。ここで鍵になるのがセンスです。嫌味のないようにと気を配ることで、個性も出せます。センスや個性でもしお困りなら、心置きなく私たちに一任ください。
そして、室内からの眺めです。私たちは、室内から庭への眺めを、家の一部と強く認識しています。先日完成したガーデンルームを、リビングから眺めていたお客様が、こんなことを言っていました。
「ソファーの向きを変えようと思うんです。だって、リビングから外を見ていたら、なんだか、過ぎ去る季節が見えるような気がするんです」テレビを消せば、過ぎ去る足音さえ聞くことができるのかもしれませんね。
ワンランク上の「家での寛ぎ方」
「家族の雰囲気」に浸れる時間
外構とは、決して余った敷地ではありません。役割が存在し、その役割をしっかりと果たすことができれば、住む人の心を満たしてくれる場所です。そこには、家ではなく、家族の雰囲気に浸れる時間があるように感じます。
「アプローチに少しでも花を植えたい」
「狭いがどうしても天然芝を庭に」
「老朽化したカーポートにデザインと機能性を」
ここにあるのは、ライフスタイルを少しでも充実させたいという「家族への思い」です。真剣に寛ぐことを考え、家族の絆を太くしているように感じます。
お客様の悩みで一番多いのが「こんな狭い敷地で大丈夫なのか」です。ご安心ください。ここは私たちの一番の腕の見せ所でもあります。「優れたデザイン性」と「建物との統一感」を両立させることが強みだからです。ワンランク上の、家族の雰囲気に浸る時間を、ご提案いたします。
